先月末で経営者になって20年を迎えました。またコロナ禍のピンチをチャンスにするために会社としても大きな変革の年になります。
今回のあおぬま通信は今年の大きな変化のひとつである有限会社大樹のM&Aについてお伝えします。
有限会社大樹は埼玉県川口市にある1988年8月に設立された精密抜き型製造会社です。
初めて話が出たのは今年の2月でした。
既に5月末には蒲田本町の社屋移転は決まっており(この時点ではまだ移転先を探している状況でした)、移転に向けた片付けや札幌へのマシン移設、加えて札幌のスズキ工業所には大きな仕事が入っていた為、私自身も札幌の現場に入って手伝っている。そんな忙しい時期でした。
そんな状況で話が進み、3月に初めて有限会社大樹を訪れました。土曜日でしたので、社員の人たちは出社していませんでしたが、一目でしっかりとした会社だと分かりました。とにかく綺麗に整理整頓されていました。
大樹の社長から「他社と差別化するために、品質を大切にしている」と説明されましたが、製品を見なくてもその品質の高さが想像出来ました。
我々も整理整頓は仕事を行う上で大切な事であると考えていたので、そのレベルの高さに驚きました。また工程を改善するために社員自らが提案し検討しルールを見直しているとの説明も受け、とても感銘を受けました。逆に言えばいかに我々のレベルが低いかを痛感させられました。
抜き型は、我々の真空成型事業で必要不可欠なものですので、相乗効果も期待出来ます(真空成形用金型製造については、色々と事情が重なり、本来ならば昨年秋にマシンを札幌へ移設し既に札幌で金型製造を行っているはずでしたが、予定通りに行う事が出来ず随分お客様にはご迷惑をかける結果となってしまいました)。
また弊社の理念に社員を幸せにするというものがあります。その為、私には一人でも多くの社員を(望んでいればですが)社長にしたいという思いがあります。
そこで今回のM&Aが成功した場合は、長く私の下で右腕として働いてきた浅井を彼とも相談した上で有限会社大樹の代表取締役を任せる事としました。
結果、大樹のM&Aについて合意・無事にM&Aが成立しました。同時に城南村田の真空成型事業は有限会社大樹へ事業譲渡致します。
今後は有限会社大樹にて真空成形事業及び抜き型製作事業を展開していくことになります。改めて有限会社大樹及び代表取締役社長である浅井を今後ともよろしくお願い致します。
最後に株式会社城南村田は有限会社大樹及び有限会社スズキ工業所の管理とソフビの企画・製造・販売を行う事になります。
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