1周年を迎えたソフビ製造工場UchotenFactoryのご紹介 - コウバニュース

date_range2023/12/18
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城南村田ホールディングス 代表の青沼です。

今回は東京の城南村田ホールでイングスが2022年6月から新規事業として始めたUchotenFactoryの仕事についてご紹介します。

UchotenFactoryはソフビ製造工場です。ソフビ成形は、昔は多くの工場が東京にありましたが、いまではほとんど中国で生産しているのではないでしょうか?

ソフビ(ソフトビニール)は、主に日本で人気のあるコレクターアイテムで、柔らかいビニール素材で作られたフィギュアやおもちゃです。特にキャラクター商品や怪獣、ロボットなどの分野で人気があります。1960年代から生産され始め、今では日本を代表するようなアイテムの一つです。

ソフビも海外ではSofubiという単語も存在していて日本的なものとして認識されており、例えば昭和レトロをオマージュしたアイテム(レッドキング)が海外メーカーから販売されたりしています。また作家が創作したソフビも数多く出されています。
今ではソフビブームといっても良いのではないかと思うほど世界中でコレクターが増えています。

現在のソフビは、コレクターズアイテム(多くのソフビは、コレクター向けに限定生産さデザインや稀少性が価値を高めています)であり、サブカルチャーの象徴(ソフビは日本のポップカルチャーやサブカルチャー、特にアニメ、漫画、映画のキャラクターを反映しています)であり、アート(一部のソフビは、芸術家やデザイナーによって作成され、独自の芸術作品としても扱われています)であり、国際的な影響力(日本国外でもソフビの人気は高まっており、アメリカやヨーロッパなどでコレクターやファンが増えています)を持っています。

ソフビは、日本の文化やアートシーンにおいて独特な地位を占めており、世界的にもその独創性と多様性で注目されています。
そんな将来性満載な感じのソフビですが、残念ながら日本国内工場は玩具メーカーによる海外生産の流れによって減少しました。

国内のソフビ工場は大きく2種類に分けられます。
一つはいわゆるOEM生産工場で、他社からの依頼で生産を行う工場です(こちらの工場が海外生産の流れで減少しました)。
もうひとつは自社製品を生産するための工場です。こちらの工場は他社からの受注を受ける事はあまりありませんが、最近のソフビブームで徐々に増加しています。

我々の工場は前者のOEM生産工場に当たります。一般的に日本のソフビ工場は原型製作、蝋型製作、金型・彩色マスク型製作、成形・バリ取り、彩色が分業(家庭内工業に近い形態)になっているところが多く、一貫して生産しているところは少数派です。

我々の特徴は原型製作・蝋型製作・彩色マスク製作・成形・組立・彩色・アッセンブリングと金型製作を除いて一貫して生産出来る事です。また原型製作もいわゆる手原型と言われる原型師による手作業による造形と3DCADによる造形の2パターンを行う事が出来ます。
一貫して生産出来る体制(お互いが同じ場所で働き直ぐに相談出来る環境)が納期の短縮と蝋型製作・彩色マスク製作等の研究開発を行う事を可能にしています。

昨年11月に工場の設備が終わりやっと工場としてはやっと1年を超えたところです。
若いメンバーが揃い随分と製造工程の見直しや工夫・工程管理が進み着実に品質・生産スピードは上がっています。まだ創意工夫出来るところも多く、特許取得も視野に入れながら研究開発を進めています。
目標である世界一のソフビ工場を目指して今後も生産効率の向上・研究開発を進めて行きます。UchotenFactory(城南村田ホールディングス)の目的は「パートナーと共に幸せになる」事です。一緒に働いている仲間はもちろん最も大切なパートナーですが、お客様も大切なパートナーになって頂けるように誠実に対応していきます。

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