お世話になっております。大樹の浅井です。いつもご覧いただきありがとうございます。今回は、私の趣味の話にお付き合いいただければと思います。
私が応援しているプロ野球・埼玉西武ライオンズ。昨シーズンは、まさかの最下位という厳しい結果に終わりました。ファン歴も長くなると、こうした苦しいシーズンも覚悟のうえですが、正直なところ悔しい1年でした。そんなライオンズ、開幕してから1ケ月が経ち、まだまだ序盤なので順位はさほど気になりませんが、チームの「中身」に注目すると、明らかな変化がいくつも感じられます。
1つめは、チームの「空気」が引き締まったこと。象徴的だったのは、オープン戦中にレギュラークラスの選手が遅刻をし、即座に三軍降格となった出来事です。昨年まではどこかにあった「甘さ」が、今年は許されない雰囲気に変わっています。いい意味での緊張感がチームにあると思います。また、昨年までは、試合中にエラーやミスをしても、ベンチに戻った選手に反省の色が見えず、どこか淡々としているような印象を受ける場面が多々ありました。「負け慣れしている」という声がファンの間でも聞かれるほどでした。しかし今シーズンは違います。たとえ凡ミスで失点しても、ベンチに戻った選手が悔しさを露わにし、自ら進んで声を出す。若手もベテランも一丸となって、良くも悪くも「感情」が表に出ている。それだけ本気で勝ちにこだわっていることが、見ていて伝わってきます。

2つめは、練習量の増加です。今季は春季キャンプの期間を延ばし、基礎を徹底的に叩き込む姿勢が見られました。ホームランのような派手さはありませんが、バント練習などの地道な準備こそが、均衡した試合の1点に繋がることは多々あります。
そして3つめは、新しい戦力の台頭です。若手や移籍組、外国人選手など、これまでにない顔ぶれが結果を出し始めています。ベテランの経験と、新戦力の勢い。このバランスが取れたとき、組織は一気に伸びるものです。これもまた、会社というチームに通じる話だと感じています。
長年応援していると、チームの浮き沈みに一喜一憂しつつも、「組織が変わるには、こういうことが必要なんだな」と学ぶことも多くなりました。緩さを断ち、地道に鍛え、変化を恐れず、新しい力を受け入れる。それは私たち自身の仕事にも、大いに通じることだと思います。
今年のライオンズ、野球解説者の下馬評は最下位が多いですが、土台は確実に変わってきているように感じます。私たちの会社も、そんなふうに少しずつでも変化を積み重ねていけたらと思っています。 最後までお読みいただき、ありがとうございました。
次回もまた、お付き合いいただければ幸いです。

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