丸刃の進化・丸刃の今昔 その2-コウバニュース

date_range2023/11/20
folderその他

埼玉県川口市にある精密抜型を得意とする大樹 代表の浅井です。

前回7月で、丸刃の種類のうち「クリヌキ丸刃」についてお話させていただきました。今回はその他の種類についてお話ししましょう。

クリヌキ丸刃は、内径が空洞なので打ち抜くと材料が刃の内側に詰まってしまうため、スポンジやウレタンなどを詰めて使用することで材料を吐き出します。一方、クリバネ丸刃(スプリング丸刃とも呼ばれる。刃材メーカーによって呼称が異なる)は丸刃の中に真鍮で出来た頭とスプリングが入っています。打ち抜きすると同時にスプリングの力によって真鍮頭が抜きカスを吐き出せる仕組みになっています。

鉄砲という名前がつけられている通り、鉄砲の銃弾のような形状をしている丸刃です。特徴としては、刃先の径より刃の胴体部分が大きくなっているため、打ち抜いたカスが刃の胴体部分に貯めることができます。

見た目は鉄砲丸刃と同じフォルムですが、大きく異なるのが刃の側面に穴が開いている丸刃です。この側面の穴から抜きカスが排出されるような仕組みになっています。刃を埋め込むベニヤに抜きカスが貯められる形状を設けることで、連続で打ち抜きしても抜きカスを大量に貯めることが可能です。

各種丸刃は刃材メーカーの規格外(刃径サイズ・刃高・刃角度など)を特注で作成する事も可能です。また、刃の切断能力が優れている鏡面仕上げも可能です。鏡面仕上げは、刃高や刃径精度ともに通常の丸刃より格段と優れており、切断面の白化防止にもなります。

有限会社大樹
埼玉県川口市上青木6-37-7
TEL048-261-7077
お問い合わせは、大樹までお願いします。

コメント欄

コメント一覧

現在コメントはありません。

コメントする

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA