グルメシティ蒲田の美味しいものを探検する日刊面白半分・カマメシ探検隊。いよいよ年の瀬も迫り、今回は浅井隊員と年越しミッションに出発です。

浅井「やっぱ年越しといえばコレ！ですよね。ズルズルっとソバを」
記者「結構蒲田にはお蕎麦屋さんもたくさんあるみたいよねー」
浅井「なんとなく良さそうな店を、僕の直感に基づいて選んでおきましたよ」

直感・・・大丈夫かいな。

ということで浅井隊員の直感１軒目はJR蒲田駅からほど近いこのお店から。

浅井「ホラこちらです。そば処 増田屋さん」

浅井「創業明治41年。信濃の石臼びき最上級そば粉を使用って書いてありますよ。これは期待大ですよね」

店内もいい感じ。

店内に年越しそばのポスターが貼ってありました。
営業は31日までで、お店の外で年越しそばを販売しているそうです。
31日は21時まで営業なので、店内でもその時間までは食べることができます。

浅井「寒いですからね最近。僕は暖かいそばにしましたよ」

浅井隊員が注文したのがこちら。「やまかけ」1000円。

うわー、美味しそう。

ではいただきますよ。卵ととろろの感じがたまりませんねえ。

ズルズルズルズル・・・こ、これは喉越しがいいっ。

「これ、なかなかマジで美味しいお蕎麦っすね」
いつも半目の浅井隊員の目も若干鋭くなる美味しさです。軽く完食。

さて、記者は「ざる」750円。

寒い時には蕎麦湯も楽しみです。で、こちらも即完食。

蕎麦も蕎麦湯もバッチリでした。ご馳走様です。

とっても美味しくていいんだけど・・・カマメシ的には盛り上がりと面白ポイントにイマイチ欠けてますよね。大丈夫この調子で？

「そちらの方もお任せください！良さげなお店を用意してますぜ」

…浅井隊員の「グーサイン」ほどあてにならないものも無いですが、言葉を信じて２軒目を目指すことに。

「２軒目はこっちですー」

…不安な気持ちを表すため、ちょっと浅井隊員小さめに写真を撮ってみました。

「２軒目はこちらのお店、生そば一力さんです」

スゴイこの店！
生そばと名乗っているのに、看板に蕎麦メニューが一つもない！
これはまさにカマメシ向きだあっ！

店内を見てみても、「ラーメン組のみなさん」がかなりの存在感。

そしてなぜか「きしめん組合」のみなさんも大挙して押し寄せてきます。

こちらがメニュー。
元名古屋市民の私としては、
「きしめんは中部の食べ物であって関西風ではない」
ということだけは大声で主張しておきたいです。

とりあえず浅井隊員は「きしめん」を注文することに。

私はこちらも謎のメニュー「おでんそば」にしました。

で、きしめん到着。

浅井「え、これ思いのほか美味しそうじゃないですか・・・」
確かに見た目はかなり本格的ですよね。

さあ、いただきまーす。

おおーーーーー、これ美味しいですよ。

ちょっときしめんにしては細めかもですが、美味しい麺です。
味付けも本場名古屋に近いかも。

浅井隊員、２杯目ですが余裕の完食です。シアワセシアワセ。

ちなみに記者の「おでんそば」はこんな感じ。

おでんの具の代表選手が、まんまそばの上に乗ってます。これも美味しい。

お店のおばさんに疑問をぶつけてみました。
Q「なんでお蕎麦屋さんなのに、ラーメンとかきしめんとか置いてるんですか」
A「それは、お蕎麦屋さんに来てもそういうのが食べたい人もいるからだよ」

その理屈で行くと、ハンバーガーやカレーやスパゲティや…なんでも置かなきゃならなくなりますよね？というツッコミは入れないことにしました。

ちなみにこちら一力では31日の昼に麺とつゆのセット二人前を1000円で売り出すそうです。揚げ玉サービス。海老天も300円で別売りするそう。

このお店、探検隊的イチオシです。私もまた行こうっと。

「出前カブ」が阿形像と吽形像みたいに２台お店の両側に停まっていましたので、きっと人気店なのだと思います。

さて、続いてのお店はJRの線路沿い・・・浅井隊員が指差す先にあるのは・・・

どうみても「らあめん花月」・・・しかも店の前工事中ですが

「らあめん花月」の地下にあるようです。そば処志美寿

入口どどーんと年越しそばの文字が・・・

「東京二八蕎麦」のお店のようですね。

あ個人的には「梅にゆめんうどん」っていう煮麺なのかうどんなのかよくわからないメニューも超絶気になりますが、今回はテーマが「年越しそば」なので浅井隊員も僕も「天ざる」1200円を注文することにします。

来ました！天ざる！

存在感のある海老天が2本も！

お蕎麦も山盛りの２段積み！
これで1200円ならかなりの高コスパですよね。

なぜ浅井隊員の表情が若干固いのでしょうか・・・低い「ゲフッ」という音が聞こえてきます。

表情が固いので「もうすぐ札幌出張だね。ススキノだね」と声をかけてみます。するとたちまちこの表情に。

美味しい天ざるですがここへきてこのボリュームはボディに効きます。
それでも二人ともなんとか完食。

お腹いっぱいすぎて年越しそばの情報を聞くのを忘れました。
ごめんなさい。

でもきっと美味しい年越しそばを用意されているはずです。

ちなみにこちらのお店の蕎麦茶もとても美味しかったです。

ちなみに追加情報をもう一つ。この間「池上本門寺」の取材をしたときに「十割そば 古賀」というお店に行ったのですが・・・

こちらの「揚げ餅と納豆の温そば」1180円と

「牡蠣の天ぷらぶっかけそば」1480円も美味しかったです。
本門寺に初詣に行かれる方は、いかがでしょうか。


（文・写真　鎮目博道）