城南村田　代表の青沼です。

あおぬま通信も第100号を迎えました。
初めは私自身を理解して頂ける事を目的に、趣味や家族の話しなどプライベートな話題を中心にお届けしていました。

そのうちに（理解が難かったであろう）ディープな釣りの話しなどを書いたり、経営や技術などの話を書いたりするようになりました。

スズキ工業所とワイエム・スチールを合併させ、YMスチールスズキとして再スタートを始めた理由

記念すべき100号は、4月1日に北海道札幌市のスズキ工業所と2022年11月にM&Aを行った北海道石狩市のワイエム・スチールを合併させYMスチールスズキとして再スタートを始めた理由をご説明します。

スズキ工業所の仕事内容はプレス・溶接・切削加工。ワイエム・スチールはプレス・溶接。2021年秋からスズキ工業所は稚内の漁業関連の仕事を受け初め、結果的に溶接関連の仕事が急激に増えて稚内工場を開設するまでになりました。

合併の理由はいくつかありますが、技術的に相性が良い事、溶接関連の仕事が急激に増加していること（スズキ工業所だけでは対応しきれない）、お互いの人やマシンの融通が出来る事、スズキ工業所で使用していたマシンを設置し直し仕事の効率を上げる事が可能な事です。

この合併はJR向けブレーキ、稚内の漁具関連メンテナンス、防雪柵関連のニッチ市場の仕事とプレス関連の仕事という組み合わせによる売上の安定と仕事の効率化が目的です。

私は、これまでお伝えしてきたように、中小企業のM&Aを積極的に行っています。より良い未来を次の世代へ残す事が目的です。その一つに中小企業のM&Aがあると思っています。

中小企業はそのサイズからどうしても効率が落ちる傾向にあります。中小企業の社長の平均年齢は60歳を超え、黒字会社であったとしても後継者がいない会社も多くあります。

それらの会社をM&Aし、技術内容が近ければ今回のように合併させ、そうでなければ城南村田グループの一員として、バックアップオフィスを一元管理する事によって中小企業の業務効率向上を目指します。

この先は売上拡大を目指して海外へ進出出来る商品を手掛けるようになりたいと考えています。今後も皆様の応援をよろしくお願い致します。