城南村田の営業部、浅井です。
城南村田のマシンをご紹介するあさい通信。
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今回は真空成型機をご紹介します。
当社では、成形機を5台保有しております。
試作成形1枚から複数面での量産成形まで対応しております。チョコレートやクッキーをきれいに並べるトレーや工業部品や光学レンズの搬送トレーなど様々な成形をしております。
今回は当社の成形を担当するベテランオペレーター「大椛さん」に色々聞いてみました。
職人さんは無口で怖いイメージがあると思いますが、大椛さんは競馬好きで物腰が柔らかい職人さんです。競馬で大勝ちしたときに何度か焼き肉をごちそうしていただきました。(笑)
浅)大椛さん、真空成形のオペレーターどれくらいやられているんですか?
大)もう70歳だからね。かれこれ50年は成形してるかな。
浅)へえ~。50年ですか。僕が生まれた頃にはこの仕事をしてたんですね!
50年やってきて、真空成形の難しいところって何ですか?
大)う~ん、難しいところねえ。成形した製品の良し悪しを判断する目かなあ。こればっかりは人によって判断が異なるところだからねえ。
経験が浅いと判断が甘くなりがちだな。俺の目は厳しいよ。(笑)今までの経験に基づいてプラグの駒調整だったり、真空のタイミングとか加熱時間だったりを調整するのが大変かな。
浅)そうなんですね、僕も若干成形を手伝ってた頃もあったんですが、ブリッジが止まらないことがあって苦労したことがありました。何かコツってあるんですか?
大)(笑)これをやれば大丈夫ってことはないなあ。色々なことの組み合わせだよ。その組み合わせはやっぱり経験上で考えるかな。
浅)・・・経験ですかあ。50年ですもんね、色々な苦労を経験されているんでしょうね。
大)そうだね。毎回毎回、形状とか条件が違うことが多いからね。難しいよ。でもね、苦労して成形したトレーをふと外で目にした時は嬉しくなるんだよなあ。
浅)なるほど。苦労した分、愛着が湧くんでしょうね。
大)そういう感覚、今の若い子に伝えていきたいんだよ。確かに夏の成形は暑いし、大変だけど。少しでも俺の経験で得たものをこれからの人達に引き継いでいきたいかな。
浅)おー!大椛さんの目標ですね。ありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
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