こんにちは。いつもお世話になります。青沼隆宏です。
あおぬま通信第120号(10周年特別号)をお送りします。読みづらいところもあるかもしれませんが、ご容赦ください。
本号で、あおぬま通信は記念すべき10周年、通算120号目を迎えることができました。この節目を迎えることができたのは、ひとえに読者の皆さまのおかげです。当初は何を書けば良いのかネタ探しに悩んだ月も多くありましたが、皆さまとの会話の中で出てくる「あおぬま通信を読んでいますよ」という言葉に励まされてきました。この場を借りて、心より感謝申し上げます。
10年間を振り返る:挑戦の積み重ね
この10年間、私たちは多くの挑戦を経験してきました。リーマンショックや東日本震災による業績悪化からの再建、コロナ禍、事業再構築、M&A、東京と札幌の2拠点生活の開始、多文化共生への取り組み、そして東京と北海道それぞれの現場での多様性を活かしたチームづくり。それぞれが私たちに新たな成長の機会をもたらしてくれました。
東京のUCHOTEN FACTORY(ソフビ工場)では、若手社員や女性スタッフが積極的にアイデアを提案し、実際に製造プロセスの改善や新製品の企画に貢献しています。例えば、女性スタッフが発案した企画があるアーティストとの新規契約につながりました。また、若手社員が主導する研究開発では業界では弊社だけ(だと思います)の技術開発に成功しました。
彼らは年齢や性別に関係なく、自らの力を発揮し、新たな価値を生み出しています。この姿勢が、東京の現場に新しい風を吹き込み、多様性を活かしたチームの強みを最大限に引き出しています。これは北海道のYMスチールスズキや埼玉の大樹でも参考にしてもらいたいと思います。
北海道での経験と多様性の力
一方、北海道のYMスチールスズキでは、先日ベトナム人技能実習生から「ずっとここで働きたい」と言われたことがありました。この言葉は、私たちが技能実習生を受け入れる前に約束した「ステレオタイプにならずに、その人を認めて関係性を築く」という考え方が、実行出来ている証だと思います。
また、東京のインドネシア出身のインターンシップ生が、海外市場への道を切り拓いてくれる姿も多様性の力を象徴する出来事です。彼もまたインターンシップ後に弊社での勤務を希望してくれました。彼らが持ち込む新たな視点や経験は、私たちの挑戦をさらに強化しています。
多様性の本質:「共通の理念と目標」
これらのエピソードを通じて実感するのは、多様性とは単に「違いを受け入れる」ことではなく、「共通の理念と目標」を共有することが土台になるということです。それは、国籍、性別、年齢に関係なく、全員が同じ方向を向いているからこそ成り立つものです。
もちろん、その過程で意見が食い違うことや価値観の違いが浮き彫りになることもあります。しかし、その違いを尊重し、議論を重ねる中で、より強いつながりと新しい可能性が生まれます。もちろん価値観の違いによって別れる事もあります。今の私たちは、そのような価値観の違いで過去に別れた仲間や一緒にやってきた先輩たちの努力や経験の上に立っています。その土台を大切にしながら、次の未来を築いていきたいと考えています。
次の10年に向けて
10周年を迎えた今、私たちはさらに多様性を活かし、挑戦を続ける企業でありたいと思います。東京で活躍する若手や女性社員(本当は若手・外国籍・男性・女性社員・正社員・アルバイト等という表現には少し違和感があります。仕事をしていく仲間として考えればそのようなステレオタイプ的なカテゴリーは関係ないと思っています)・インターンシップ生、北海道の技術者や技能実習生、埼玉の技術者。そしてこれまで共に歩んできたすべての仲間たち。この全員の力を合わせ、次の10年も進化を遂げていきます。
感謝の気持ちを込めて
10年間、読者の皆さまと共有してきた時間は、私にとって何よりの宝物でもあります。この通信が少しでも皆さまの心に響き、新たな気づきやエネルギーをもたらせたなら、それは私にとってこの上ない喜びです。 これからも挑戦とつながりを大切にしながら、読者の皆さまと共に歩んでいけるよう努力していきます。引き続き、あおぬま通信をよろしくお願いいたします。
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