精密抜型を得意とする埼玉県川口市にある大樹の浅井です。
私は1カ月に1回のペースで髪を切りに行きます。毎月通っているのは、同年代の店主が一人で切り盛りしている個人店です。毎月、このお店に行くのが楽しみです。
このお店で髪を切るようになったのは約3年前。
それまでは近くのショッピングモールの中にあった1,000円カットでした。時間帯によっては順番待ちで並ぶものの、安いし、早いし、仕上がりも文句ありません。
また、順番でのカットになるため、毎回違う人に切ってもらうことが多く、髪を切ってくれる方との会話もほとんどありません。「髪を切る」という目的を満たせればいいだけで、それ以外の何かを散髪に求めてはいませんでした。
たまたま店の前を通った時にお洒落な建物に惹かれて何気なく予約をしたのが始まりです。
店主一人なので希望の時間は早めに予約しないと取れない・今までの1,000円カットに比べると高いという今までと比較すると不便な状況であるにもかかわらず、通うようになりました。
一番の理由として、彼の情報取集力です。予約した時間の5分前くらいに店に入ると、5分ほど待たされます。鏡越しに彼を見ると、パソコンに何やら入力しているのが分かります。あとで分かったことですが、カットしている間の何気ない会話の中で得た情報を次のお客さんの前に逐一記録しているのです。翌日に予約あるお客さんの情報を前日に目を通すそうです。
「浅井さん、お子さんもうすぐ中学生ですね」「この間おっしゃってたお店、子供と行ってきましたよ」通うたびに会話が弾んでいきます。
彼に聞いてみたところ、昔は人と話すのが苦手だったとのこと。そのため、少しでも得た情報をメモして、その情報をたよりに、深く調べてみたり、実際に体験したりすることでお客さんとの接点を増やしていったようです。でも、中には会話を求めないお客さんもいるようで個々に合わせて対応を変えているようです。
業種は違いますが、彼から参考になる色々なヒントをもらっています。
コメント欄
コメント一覧