乗馬を始めました ―あおぬま通信―

date_range2025/7/11
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こんにちは。いつもお世話になっております。青沼隆宏です。
あおぬま通信第127号をお送りします。読みづらい部分もあるかもしれませんが、ご容赦ください。

まだ6月と7月に2回しか通っていませんが、ようやく乗馬スクールへ通えるようになりました。遠目で見るとかわいい馬ですが、近くで見てもやっぱりかわいいです。ただ最初は、その大きさに圧倒されますし、馬上からの目線の高さにも驚かされました。

乗ってみると、「自分の意図が馬に伝わって動いているのか? それともトレーナーがうまく先導してくれているのか?」よくわかりません。たぶん後者でしょう。それでも、どちらにせよ自分の身を馬に預ける以上、馬を信頼しなければなりません。

この「他者に自分の身を預ける感覚」は、少し経営にも似ていると感じました。
経営では、自分の意図をさまざまな形で社員に伝え、動いてもらいます。でも、相手も人間ですし、外的要因(たとえばコロナ禍のような)によって、思い通りにならないことも多くあります。それでも最終的には、社員やお客様、仕入先、外注先、金融機関などを信頼して、身をゆだねる必要があります。

人類がどのくらい前に馬に乗ってたかは定かではありませんが、紀元前4500年ころには馬に乗るようになっていただろうと。(wikipedia参照

さて、乗馬には「歩様(ほよう)」というスピード別の歩き方があり、それぞれに名称があります:

  • 常歩(なみあし):4拍子、時速4~7km程度
  • 速歩(はやあし):2拍子、時速8~12km程度
  • 駆歩(かけあし):3拍子、時速12~19km程度
  • 襲歩(しゅうほ):4拍子、時速25~60km程度

最初は常歩で、乗り手の意思で歩いたり止まったり、方向を変える練習をします。こちらの意図通りに動いてくれたら、首の付け根を撫でて褒めてあげます。

2回目のレッスンでは、速歩(はやあし)にも挑戦しました。速歩になると、馬のリズムに合わせて腰を上下に動かす(浮かせる)必要があり、これがなかなか難しい。タイミングがずれるとリズムが崩れてしまい、馬も困っているように見えました。

また、あぶみにしっかり体重をかけられなかったり、内ももに力が入らなかったり、手綱のテンションを一定に保てなかったり……。いろいろと問題だらけです。きっと馬からも「この人、重いし、怖がってるし、指示ははっきりしないし、めんどくさいなあ」と思われている気がします。

それでも、今のところは次のレッスンが楽しみです。
自宅から20分ほどの距離に乗馬クラブがあるので、気軽に通えて、終わったらすぐ帰れる。乗馬は体幹を使うので、たった20分の騎乗でも内ももに筋肉痛を感じることがあります。

今年は「なんとなく仕事が忙しくなりそうだ」と勘が働き、予定していた釣りはすべてキャンセルしました。
その勘は当たり、今は仕事が忙しい日々です。

東京の工場はようやく軌道に乗り始め、次のステージへ進むためのプロジェクトを進行中。北海道の工場では、昨年から取り組んできたプロジェクトが一段落し、次の計画へ。埼玉の工場でも、今後の運営のあり方について、いよいよ決断の時が近づいています。

どれも簡単ではない決断ばかりですが、それぞれの場所で良い方向に向かっていると実感しています。

そんな忙しい中でも、20分で行ける乗馬クラブで1時間ほど馬と過ごし、心身を整える時間があるのはありがたいことです。
少し筋トレにもなりますし、なにより馬と触れ合うことでストレスが和らぎ、優しい気持ちになれます。

「乗馬」という言葉は馬に乗ること全般を指す。なお、「馬術」「馬場競技」という別の言葉があるので、馬術や馬場競技と対比させつつ、「乗馬」は「楽しく馬に乗ること」に重点を置いて指すためにも用いられている。

せっかく北海道に長く滞在している今、東京では身近でなかった乗馬を日常に取り入れることができて、本当によかったと思っています。
勝手な思い込みですが、乗馬って北海道らしいですよね?
北海道ならではの習慣を、自分の人生に少しずつ取り入れていきたいと感じています。

日々の仕事、定期的な乗馬、そしてたまの小樽での釣り。
この組み合わせが、今の僕にはちょうどいいように思えます。

人生の最後は牧場で過ごしたいという思いがありますが、乗馬を始めたことで、その夢に少し近づいたような気がしています。

釣りへも月に1~2回程度は行っています。準備が面倒なのでハードルアーオンリーです。それが原因かはわかりませんが、釣果は伸びません。

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