株式会社城南ホールディング 代表の青沼隆宏です。
今回は北海道で12/3に挑戦してきたロックフィッシュ釣りについてお伝えします。
ご縁が有ってご紹介頂いたKさんに同行して頂き、室蘭の沖堤(港の沖に設置してある防波堤)で釣りをしました。結果からお話しすると狙っていたアイナメ(北海道ではアブラコと呼びます)を午前中で4匹釣ることが出来ました。あまり活性が高くなさそうな日でしたので上出来だと思います。
シーズン的には産卵後の捕食時期(活性が高くなってエサを積極的に食べている状況)になっていると想定していましたが、シーズンが遅れているようで卵を守っている(アイナメは産卵後にオスが孵化するまで卵を守る)個体も混じっていたようでした。
写真のアイナメは釣りあげたうちの1匹ですが、「金アイナメ」と呼ばれていて、産卵後の卵を守っているオスの個体です。産卵期にはオスの体色が金色に変化するそうです。
当日は午前中に最高気温も6℃まで上がり、北西の風3-4mでしたので比較的過ごしやすい天候だったと思います。朝の内は曇っていたので寒かったですが、8:00過ぎから太陽が顔を出し温かく過ごす事が出来ました。当日の満潮は8:31で潮位は117cm、干潮が12:05で潮位は97cmとあまり潮の動かない日でした。沖堤に渡してもらったのは6:15くらいで、準備をして釣りを始めたのが6:30過ぎくらいでした。
今回準備したタックルは巻物用(ロッド:ポルタメント73C・リール:ジリオン100P・ライン:フロロ14lb)、撃物用(ロッド:ポイズンアルティマ174MH+・リール:タトゥーラ100XH・ライン:フロロ20lb)、ライトリグ用(ロッド:ゾディアスS70M・リール:ステラC3000SDH・ライン:PE0.8号+フロロ16lb)、遠投用(ロッド:ヒュージカスタムHS1N-76R・リール:ゼノン3000SH・ライン:PE1.2号+フロロ20lb)の4種類でした。
朝一は活性の高そうな魚を狙って堤防の壁際を巻物用タックルでクランクベイトとスピナーベイトを巻きましたが、反応が無いので撃物用タックルでスプーンを使いボトムをツィッチ(ワンバイトありましたが針掛かりしませんでした)とボトムからの巻きを行いました。ツィッチでのワンバイト以外しばらく反応が無かったので、メタルバイブのリフト&フォールへ変更。しかしあっという間に根掛かりで3個失ってしまい、スピードの速い釣りに見切りをつけて遅めの釣り(ワームでの釣り)へ切り替えました。
初めは18gのシンカーに2.8インチのクレイジーフラッパー(東京湾でもクロダイやキビレが良く釣れるワームです)の組み合わせで釣りましたが、その後14gのシンカーに、最後は10gのシンカーまでウェイトを落としました。ウェイトの変更は根掛かりが多かった事が理由ですが、ウェイトを軽くすると釣りのペースは遅くなります。
結果的には14gの時に3匹、10gで1匹釣れたのでウェイトを落としたこと(ペースを遅くした事)は正解だったのかもしれません。最初の魚が8:20分頃に釣れて最後の魚は9:45頃に釣れたので満潮から干潮へ下げに入った1時間半程度が時合だったようです。もしかしたら、8:00過ぎに太陽が差してきたので日光が魚の活性を上げる要因だったかもしれません。
今回は沖の防波堤という人口の構造物で、船道という深場に近く潮の流れも効きそうな場所を選びましたが正解だったかはわかりません。釣れたので間違ってはいないと思いますが、もっと良い場所(時期が進んでいてエサを積極的に捕食している魚が多いエリア)があったかもしれません。
この辺りは経営に似ている気がします。経営的に黒字だった場合は、戦術は間違っていないと思いますが、もっと黒字幅を大きく出来る戦術があったかもしれませんし、黒字幅は小さくなってしまうけれども将来的に大きな成果を出す戦術もあるかもしれません。
様々な要因が影響を及ぼしますが、魚釣りも経営も外部要因に大きく影響されます。ですので既に分かっている環境(釣りの場合はシーズンや潮位・場所、経営の場合は人口動向や新技術等)と変化(釣りの場合は太陽が出てきた・風がふいてきた等、経営の場合はコロナ禍になった等)を観察し、釣りも経営も、環境に対する長期的な対応や変化に対する柔軟で素早い対応が最も大切だと思っています。
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