イトウ釣り -あおぬま通信-

date_range2024/7/12
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こんにちは。いつもお世話になります。青沼隆宏です。あおぬま通信第115号をお送りします。読みづらいところもあるかもしれませんがご容赦下さい。

6月になるとイトウ釣りのシーズンが始まります。僕も6・7・9・10月はイトウを釣行計画のメインにします。今年のイトウ釣りの目標は80cmオーバーを釣る事です。6月1日に今年初めてのイトウ釣りに挑みましたが、少し季節が早すぎたのか80cmオーバーの魚を見つける事は出来ませんでした。加えて水温も低く(当日早朝の沼川町の気温は0℃でした!)、活性もあまり高くない状況でした。結果は40cm程度のイトウ1匹という乏しい釣果で終わりました。

6月22日に2度目のイトウ釣りに挑みました。前日から稚内近郊は冷たい雨が降り続き21日夕方の気温は一桁でした。当日は朝の気温は10℃、昼の気温も10℃で一日雨の予報でした。増水の為、稚内から1時間強離れた川に入りました。雨の影響でかなり濁りの入った水色。水量も普段より30~40cm増水しているようでした。狙えるポイントは増水の為限られますが、イトウの警戒心は低くなっていて食いが立っていると予想されました。晴れている日は、日光が差し込まない朝一のチャンスを逃すと倒木等のカバーの奥にルアーを入れないと口を使わないので、難易度の高い釣りになりますが、今回のように濁りが入っている場合は、イトウの警戒心も薄れ一日中エサを探してオープンウォーターに出ている可能性があります。濁りが入っていている為にルアーも魚が気が付きやすい波動の強めのものを選びました。当日、ローテーションさせたのはビッグベイト(ギミキン)・ジョイントミノー(ラパラCDJ11)・スピナーベイト(クリスタルS)の3種類でした。幸運にも最初に入ったポイントでビッグベイトにバイトがあり、フッキングも決まり82cmのイトウをキャッチしました。あっけなく今年の目標が達成されました。

その後、ポイントを変えジョイントミノーをキャストするとチェイスがありました。そのままジョイントミノーをキャストしているとピックアップ寸前の1メーターほど目前でバイト。フッキングさせるとものすごい力で暴れます。増水している影響もありものすごい引きです。目の前で暴れているイトウは明らかに先ほど釣った82cmよりも大きい固体です。残念ながら(距離が近かったこともあってか)フックが外れてしまいました。こうして2回目のイトウ釣りチャレンジは終了しました。結果は3チェイス2バイト1フィッシュ。濁りの発生で巻きの釣りを通すことが出来ました。イトウ釣りを始めて4年目になりますが、(朱鞠内湖を除いて)一日巻きの釣りが出来たのは初めてです。濁りに感謝です。

今回はルアーの持っているパワーを実感した釣りでした。次回は濁りが入っていない状況でもカバーにビッグスプーン等のパワーのあるルアーを入れてみたいと思います。釣りは毎回何かしら発見があり、考え、試してみたくなるので、いつまでたってもやめられないのだと思います。40年以上釣りを続けられる理由は「こんな事をやってみたい!」というモチベーションを毎釣行ごとに貰えるからだろうと思います。

イトウ:樺太や南千島、北海道の一部に生息。日本最大級の淡水魚として知られており、体長は70センチメートルから1メートル程度

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