グルメシティ蒲田の美味しいお店を日々探検している「日刊面白半分」の名物コーナー「カマメシ探検隊」。
今回は、京急蒲田駅近くの裏道で、思わぬ名店を発見してしまいました。
実はこの間、現在進行中の「餃子プロジェクト」の準備のためみんなで
歩いていた時にたまたま裏道を通っていて雰囲気の良い店を発見したんです。
ということで後日ふたたび訪問したんですが
それにしてもこの道、何もありません。
本当にここで合ってたのか?不安になったその時…
あ、ありました!この店です!
間違いありません。
なかなかいい感じの看板が、路上に出てますね。
さっそく青沼隊長を先頭に、店内に潜入します!
「いらっしゃいませ」とおかみさんの声。
店内は12席。結構混み合っています。
どうやらご夫婦でやってらっしゃるお店のようですね。
看板には「牛煮込み・もつ焼」とありましたが・・・
黒板のオススメメニューにはかなりいろいろな肉料理が!
これは期待が高まります。
さっそくいろいろ注文してみます。
お通しは「厚焼き玉子」。いいですねえ。
まずは当然これからです!
メニューに「おすすめ料理」と書かれた「牛煮込み」。
お店に入った瞬間に、他のお客さんが食べてるのをみて気になってました。
ご主人から「ひとりひとつ?」と聞かれたので、
「ちょっとつまむ程度でいいから、2人でひとつ」と答えたら
1人前を2つに分けて、出してくれました。
とにかくモツがプルップルで、かなり脂が乗ってます。
これは美味い!
半分くらい食べたところで、一味を投入。
これはいいもの見つけちゃいました。
お客さんがほぼ全員頼んでるのも頷ける味です。
続いて出てきたのは牛タン!
分厚さがヤバい!美味すぎます。
続いて、焼きものを頼もうとして青沼隊長が
「塩とタレはどちらがオススメなの?」と聞くと
ご主人が困ったようにこう答えます。
「どっちも美味しいよ。そういうの聞かれるのが一番困っちゃうんだよね」
どうやらなかなかの照れ屋さんのようですね。
それを見かねて、おかみさんが「つくねはタレかなあ」と助け舟。
言われた通りに注文してみます。
つくねはタレで大正解でした。
焼きものも順調に美味しいです。
いろいろ気になるし、聞きたいことも多いのですが、
何せ照れ屋さんみたいですし客席もほぼ満席なので、
青沼隊長と釣りの話なんかをしながら、いろいろ料理を楽しみます。
するとどうやらご主人もかなりの釣り好きらしく、
隊長の話に乗ってきました。
これは絶好のチャンス!いろいろ事情聴取を開始です。
こちらのお店はオープンして18年になるそうですが、
その前も、おじいさんの代からずっと煮込みが本業だということで、
牛もつ屋さんとして有名なお店なのだそうです。
あ、そういえば・・・
さっきお店に入る時に少し気になったのですが、お店の横が・・・
お肉屋さんみたいになっていたのですよね。
実は本業は精肉業者として、
平和島競艇場の食堂にもつを納めてるんだそうです。
平和島競艇のもつ煮込みは、知る人ぞ知る名物なのだそう。
どうりで牛もつ煮込みがあんなに美味しかったわけです。
それを常連客のみなさんは知っているから
必ず牛もつ煮込みを注文するんだそうです。
この日も、結構もつ煮込みとご飯を注文している人がいて
ご飯が無くなってました。
「うちは飲み屋で、定食屋じゃないからさあ。ご飯は・・・」と
照れ臭そうにご主人が笑います。
「みなさんに喜んでもらえれば」ということでこのお店はやっているので
競艇場が賑わう年末年始などには、競艇場にもつを納めるのが忙しくて
店は開けられないんだそうです。
なるほど!肉料理がどれを頼んでも美味しいはずです!
でもお店はコロナで結構大変だったようで・・・
2〜3ヶ月お店も開けられなかったそうで、
今もお客さんがあまり入っていないそうです。
この日はほぼ満席でしたけど・・・
ちなみにワタクシ的には2個500円の自家製コロッケも結構オススメで
かなりの大きさのコロッケが2つ出てきて、500円。
とんかつソースをたっぷりかけてどうぞ。
ということで最後まで大満足の、良いお店でした!みなさんもぜひ!
〈お店情報〉
牛煮込み・もつ焼 片桐
〒144-0052 東京都大田区蒲田4丁目27−3
電話: 03-3738-7116 営業時間:11:00~13:30(平日のみ) 17:00~ 日休
(文・写真 鎮目博道)
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