「フェイスシールドを無償提供する」取り組みも大分落ち着きました。
この1か月半とても忙しかったのでちょっと疲れていて、なんとなく抜け殻になった感じです。
蝉のように変態するほどの大きな成長があると良いのですが。
さて6月に入り、緊急事態宣言も解除され、毎年恒例の猪苗代湖へ行ってきました。猪苗代湖の6月はサイトフィッシング(魚を目視しながら釣る)を行う事が多いのですが、今年は雨が降っていたため僕の目では魚を見つける事は出来ませんでした。
しかし、船には最新のライブスコープという魚群探知機が装備されていました。ライブスコープはとても高性能で水中をライブ映像で見る事が出来るという優れものです。
ライブ映像って何?と疑問に思われると思いますが、こんな感じです。
自分が投げたルアーが水底まで沈んでいく姿を画面で確認出来ます。竿を動かすと同時に水底を動いているルアーを確認出来ます。
するとルアーの近くに魚が泳いでくるのが見えます。そのうち魚の動きが激しくなり、ルアーと重なった瞬間に竿を持つ手元にガツンと衝撃が来ます。その瞬間にしっかりとフッキングして釣り上げればOKです。
画面上で確認しながら釣りが出来るので、ほぼゲームと一緒です。違うのは実際のフィールドの揺れている船上で、本物の竿とリールとルアーを使い、雨・風の中で正確に魚のいる場所へルアーを届けるスキルです。
実はこの魚群探知機が発売されてから、アメリカの釣りトーナメントでは勝てる選手の層が変化しました。以前は湖を知り尽くしているローカルかベテラン選手が強かったのですが、最近は最新機器を使いこなせる若手選手が勝つようになりました。
思い起こすと、印刷業界でも印刷機の性能が上がるにつれてプリントを一般家庭や事務所等どこでも出来るようになり、紙の流通が変化しました(ハイエンドの性能が向上すると同時にローエンドの性能も上がった結果です)。
ソフトウェアやマシンも日々進歩しています。何か技術が発展すると産業構造がガラっと変化することがあります。
我々メーカーは、変えようのない(アナログ的)技術の良さと技術進歩・革新に注意して働き方、物の作り方、お客様とのつながり方をより良いものに出来るよう日々進歩させていかないといけないと思います。
>>青沼隆宏の釣り日記 ご興味ございましたら、是非ご覧ください。
コメント欄
コメント一覧