釣りの話―魚の習性

date_range2020/10/19
folderあおぬま通信

城南村田の青沼隆宏です。
実はこの通信や弊社のSNS等を管理している会議があるのですが、今後のあおぬま通信は釣りネタ縛りで行けとの指示が出ました。暫くは釣りネタになりますのでよろしくお願いします。

私はバス釣りで琵琶湖へ通っています。2018年秋までは国内ではまれなビッグベイト(18センチ前後の大きなルアー)を使用して釣果が出る湖でした。ところが台風が来て湖は一変しました。

琵琶湖は琵琶湖大橋を境に北湖と南湖に分けられます。南は主に水草が多く生えているエリアでした。しかし、台風を原因とする強い湖流の発生によって水草が流されてしまいました。

結果、ブルーギル(この時のブラックバスのエサでした)や小魚の隠れ場所が無くなってしまったのです。もちろん、ブラックバスもこの水草の中に潜んでエサを取っていました。

年が明けて2019年。
例年ならば春先から伸び始めるウィードがほとんどありません。エサの付き場もブラックバスの付き場も変わってしまい、どこをどのように釣っていいのかわからない状況になってしまいました。

夏になりその年に生まれたワカサギが入り、そのワカサギを食べるブラックバスを釣りました。2018年までのビッグベイトの釣りとは真逆のスモールベイトの釣り。同じ湖で同じ魚を相手に釣りをしているとは思えませんでした。

そして2020年。
ウィードも戻って来て2018年の状況に近くなりました。これでビッグベイトの釣りが再開出来るかとワクワクしていましたが、傾向は昨年同様でした。メインベイトはワカサギ。5センチのルアーを投げました。

ブルーギルがいないわけではない。けれどもバスはワカサギを食べていました。何故ブルーギルではなく、ワカサギを食べるのかは判りません。

2018年もワカサギは、いたからです。
考えられるのはワカサギを食べた習慣。
東京湾のシーバスでも似た話を聞いたことがあります。それまでビッグベイトに反応しなかった魚が、コノシロ(20cmくらいのサイズです)を食べた後は、コノシロがいなくなってもコノシロサイズのビッグベイトで釣れるそうです。

また当たり前ですが、魚にも個体差があり好みも違うようです。管理釣り場のように魚を特定出来る場所で検証するといつも特定のルアーで釣れる魚がいるそうです。

改めて「魚」ではなく一匹一匹個性を持った生き物なんだと認識しました。

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