春のクロソイ釣り ―あおぬま通信―

date_range2025/5/09
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こんにちは。いつもお世話になっております。青沼隆宏です。
あおぬま通信第125号をお送りします。読みづらい部分もあるかもしれませんが、ご容赦ください。

昨年の5月に初めて積丹半島沖のクロソイゲームを楽しみました。マグナムディープクランクやビッグベイトに躊躇なく食ってくるクロソイやそのサイズ(45~60cm)・数(船中100匹以上)に、今の日本にまだこんな釣りが存在するのだと驚きを覚えたのを覚えています。

釣りへのモチベーションは下がっていますが、北海道の釣り仲間と今年もGWにクロソイ釣りへ行ってきました。今年は、魚のいるレンジが昨年より深く、少し釣りづらい感じでした。メインで使用したルアーはDRTのポリス(13m潜る)、ストライクキングの10XD、トレフルクリエーションのMIRAGE JT 220-225 TRANSFORMER(キャスティング時にジョイント部分が曲がらないような特許を使用している)、サバロのターポン用バイブレーション(あまり泳ぎません)・フェザージグ(50~60g)のミドストでした。

クロソイ:スズキ目、メバル科。千島列島~高知県までの太平洋岸、日本海、東シナ海、瀬戸内海。~朝鮮半島、中国。浅海域にすむ。

最もバイトが多かったのはDRTのポリス。3ozという重さによる遠投能力と13mまで潜る性能で少し深場にいる魚に当てやすかったのだと思います。タックルはトランスセンデンスのレイトブルーミング7.7ftバージョン。この竿は適度なティップの柔らかさと3ozを振り切れるバットを備えています。また7.7ftバージョンはグリップエンドが延長しているので脇挟みが出来るためにディープクランクの巻き抵抗にも問題がありません。投げて巻いていればバイトがあり重くなるので、あとはごり巻きでランディングします。

その次はサバロのフェザージグ。これはその重さで10mまで10秒程度で達します。カウントダウンしてからミドストで巻いてくるとヌッと重くなって合わせるという釣りです。ロッドはスタジオコンポジットのトランスワールド7103-5。このロッドはパックロッドには珍しくファストテーパーのロッドで軽く、ミドストを行いやすいロッドです。この重さのフェザージグは勝負も早く、食いが悪くなったタイミングや水深20m以上の深さにいるときに使いました。欠点は針先が甘いのでシャープナーで研がなければならないこと。針先を研ぐのは数十年ぶりでした。

トレフルクリエーションのMIRAGE JT 220-225 TRANSFORMERはその構造からビッグベイトとしては30mくらいの飛距離が出せます(カウントダウンするので出来るだけ遠投したい)。14gのシンカーをつけて40秒ほどカウントダウンすると10mの深さに達しているはずです。そこからリーリングジャークでドッグウォークをさせてくるイメージです。ドッグウォークさせているとゴツッと重くなり、ビッグベイトなので慎重に巻いて取り込みます。

どの釣り方もそれぞれの面白さがあり、釣りをしている最中も刻々と変わっていく状況にいかに合わせられるかでバイト数も変わってきます。これだけ釣れる釣りだとこれまで試せなかったルアーやいろいろなパターンも試せるので勉強になることも多く実りの多い釣りでした。

ちなみにこの時期のクロソイは産卵で浅瀬に寄ってきているので成立する釣りです。我々もオールリリースで釣りを行っています。

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