株式会社城南村田ホールディングスでは業者の違う中小企業のM&Aを積極的に進めています。それは中小企業の効率を上げて少しでも良い将来を作り次の世代へバトンタッチしたいからです。しかし、実際は先代オーナーの譲渡する決断が遅すぎてどうにもならないリスクが多いことがあります。
例えば、
・オーナー(創業者)の年齢が高くなりすぎて発注をして来るお客さまの年齢も高い(引退して少なくなっている)→ ぼぼ確実にオーナーが変更してした時に何割かの売上は下がります。
・オーナーの年齢が高いことで新規融資が厳しくなっていて新規の事業や設備投資が出来ない。→ まずは設備投資が必要なのでキャッシュが出ていきます。
・現在の移り変わりが早く意識がついていかない。→ 教育が必要なので効果がいつ出るかの見込みが難しい。
・社員の定期的な採用が出来ていないので、経営者としての後継者もいないが現場の後継者もいない。→ 儲かるか、儲からないかまで知らなくても採用をしなければならない。(製品によっては価格修正の余地あり)
・何十年も同じ仕事をやっているので、社員の意識も何十年もの前のままで新規の仕事のアイデアが浮かばない。→ これは新社長の役割です。これを解消したM&Aを行うとすると将来のリスクを見込んだ数字になります。当然先方の売却希望価格からは下がる事が増えます。先代のオーナーの「何が最も大切なのか」が問われるところです。
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