釣りの話

date_range2021/3/09
folderあおぬま通信

城南村田 代表の青沼です。

釣りには色々な定説がありますが、魚に答えを聞けないため、釣り人の経験値の積み重ねでしかありません。しかし、一人で釣りをしていると、同じ状況で釣りが出来ることはあり得ないので、ただの思い込みに過ぎない事もあります。

そんな定説を発展させてきたのがトーナメントです。
ブラックバス釣りの世界では、アメリカを中心に各国でトーナメントが開催されています。場所・時間・基本的な釣り方(エサを使用してはダメ等)といったルールが決められ、終了後に規定匹数の総重量で勝者を決め、どのような釣り方をしたかが明らかにされます。

場所や時間という枠を作る事によって、トーナメントは、ある状況下でより正解に近い釣り方は何であったのかを明確しました。そのためブラックバス釣りはとても進歩し、様々な釣り方とルアーが作られ、テクニカルで面白い釣りになりました。

同じ魚に対して、5gから200g超の幅広いルアーを使うのはブラックバス釣り以外に私は知りません。非常にテクニカルで面白い。このブラックバス釣りで培った方法を応用すれば他の魚種ももっと釣れるようになるのではないかと思っています。

トラウトフィッシングは、伝統的な価値観が強い釣りです。
トラウトフィッシングではスプーン・スピナーやミノーといったルアーを使う事が多く、その他のルアーを使用する人はほぼいません。

昨年秋の阿寒湖では、ティムコ社のデルゼというルアーとケイテック社のスイングインパクトというワーム(どちらもブラックバス用に開発されたルアー)でニジマスとアメマスを釣りました。

特にスイングインパクトのノーシンカーリグをPE0.6号という細糸で使用し、湖流にのせて30mほど流し込んで釣る方法はワームとPE0.6号という細糸が開発されなければ成り立たない釣りだったと思います。結果は他の釣り人の10倍釣ることが出来ました。この釣りは毎年5月に西湖でやっているブラックバスのワカサギパターンを応用したものです。

春先は、ザリガニが動き出すシーズンです。
ザリガニパターンとして、クランクベイトというルアーをブラックバス釣りでは使います。私はクランクベイトを多摩川のキビレ釣りに応用したことがあります。

ある時キビレがカニを食べていることを知り、クランクベイトを試してみました(クランクベイトでボトムノックすると、多分、魚には水底を砂煙上げながら逃げる甲殻類に見えていると思います)。

結果は、釣れましたが、他の釣り人を凌駕するような釣果ではありませんでした。もう少し工夫しないといけないのだと思います。ザリガニ、カニ等の甲殻類を食べる魚は多く存在するので、試してみたいと思います。

北海道に生息しているイトウは、比較的流れの緩い河川や湖に生息し、ワカサギやザリガニ、ドジョウ等を食べています。淡水魚では最大クラスの1メーターオーバーになります。今年はブラックバス釣りの知識を応用してイトウ釣りに挑戦したいと思っています。

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