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幼馴染 ーあおぬま通信

カテゴリー:
2019/08/26

城南村田 代表の青沼です。

 

昨年、久しぶりに幼馴染に会いました。
酒でも飲みにでも行こうという話になりました。

 

ところが次に連絡が来たときは本人が、肺がんで入院しているという報告でした。
お見舞いに行くと
「ステージ4でうまくいって5年くらいかな。うまくいかないと余命1年くらい」と本人は話をしました。

 

彼とは幼稚園も小学校もスイミングスクールも塾も一緒に通い、
家族も仲が良く一緒に旅行へ行きました。

 

幼稚園で母親の迎えが遅れると、二人砂場で遊んで待っていました。
小学校が終わると一緒に下校して、どちらかの家で夕食まで一緒に遊んでいました。

 

夏休みは毎朝一緒に近くの山へカブトムシとクワガタ取りに行きました。
いたずらをして一緒に怒られました。
 
小学校を卒業するまでの思い出には必ず彼が隣にいます。
彼は同じ年の幼馴染でしたが、リーダーシップがあり、
あんな人間に近づきたいと目標にしている人間の一人でした。
 
何年も前ですが、久しぶりに母校の応援で甲子園へ行った際に彼の家に泊めてもらいました。
当時、彼は転勤で大阪に住んでいました。
彼の自宅で酒を飲みました。
 
彼は「隆宏は経営者向きじゃないよな」と僕に言いました。
「お前は手先が器用で、モノづくりや研究をするイメージはあるけど、経営者のイメージではないよな」と。
8月になり彼は先月試した抗がん剤が効かなかったことを説明してくれました。
 
選択肢のない中で今の治療をすすめていて、8月半ばには効果が分かるらしいが、
本人は覚悟しているようでした。
 
「余命は3か月くらいかな。今は自宅で受ける緩和ケアを探していて、墓はこの前買った。
自分が死んだ後に後輩の教育の役立つように録画している。これでも結構忙しい。
 
体力が落ちてきているから少し急いでいる。
こんな状況だから自分の人生を振り返る事が多いけど、良い会社で仕事が出来たと思う。
やりたいことをやらせてもらえた」
 
彼に質問をしました。
彼は「隆宏も、もし自分の人生が残り6か月と言われたときにやりたい事をやるべきだ。
今の仕事をしたければこれからも今の仕事をすれば良い」と答えてくれました。
 
僕はもし余命半年と宣告されたとしたら、
それでも今と同じように仕事をするのだろうか?

幼馴染は伊集院静の言葉で
「みんな事情を抱えて平然と生きている」というのがあるよと言っていました。
一番大きな事情を抱えているのはお前だろうと思いましたが、
もうすぐその事情も終わるのかと思い、口には出せませんでした。
Jonan Murata

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